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November 15, 2004

「西本 正」

アジア映画の祭典(pdf)のプログラムのうち、
「日本・香港映画交流の現場」
カメラマン西本 正の足跡を巡る感動対談
ゲスト=蔡瀾(チャイ・ラン)、羅卡(ロウ・カー)、山根貞男


上記のプログラムを観覧してきました。


漠然としか知らなかったのですが、とても面白かったです。
タイトルにしている「西本 正=中国名:賀蘭山(ホー・ラン・シャン)」さんとは・・・

戦前の満州でキャメラマンを志し、戦後、新東宝で一本立ちし、
中川信夫監督の傑作『東海道四谷怪談』を撮ったのち香港へ渡り、
六〇年代以降の香港映画黄金期の確立に寄与して、
キン・フー、ブルース・リーなどの映画を撮るにいたる

・ドラゴンへの道
・狂った果実
等は、彼の撮影によるものです。
作品を作るにあたって、カメラマンの技量が占める割合はかなり高いのだそうです。
いわれてみれば、、、そうですね。


対談の内容は、、、

まず、チャイ・ランさんはとても日本語が堪能です、
西本さんのことは「その名のとおり『正しい』人」であり、
そして、長期に渡る撮影でじっくり丁寧なものを作ることも、
短気にガッと撮ってしまう作品でも、両方に対応できる方だった、ということです。


日本の映画界から、香港の映画界へ人材が流出した経緯、
西本さんが香港の映画界に与えた影響。
その影響が今の香港映画界での一部の礎になっていること、などなど
やはりその交流に立ち会ってきた方々のお話というのは、重みがある、なぁ。


気になった部分、
そもそも映画の基本は「娯楽」にあり、
今の日本の映画界はそれを忘れてしまっているのではないか、と
賞をとることが目的のような作品では、娯楽を得られない。


対談が終わったあとにあった休憩で外に出ると、
チャイ・ランさんが帰るとこ。
「東急ハンズあります?」
って、スタッフの方に問い合わせていらっしゃいました(笑)。
そこで突撃!


握手、写真と快く承諾していただけました。
アップできないけど、、、

投稿者 natoo : November 15, 2004 01:48 AM

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