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March 14, 2004

ホテル・ビーナス

<DATA>
[監督]タカハタ秀太
[脚本]麻生哲朗
[出演]草なぎ剛 中谷美紀 香川照之 市村正親 パク・ジョンウ コ・ドヒ
[サイト]http://www.hotelvenus.net/


ロケってウラジオストクで行われたらしいですね、
現場から現場の移動にパトカー先導が付いたとか、、、(・_・)
そういう場所って、いいですね。


評価は分かれてしまっているようです、、、

私自身は「良い映画」と感じました。
記憶に残ってしまう映画、な気がします。
全編125分、前半はやや長めに感じましたが、後半でしっかり収まりました。


心に傷を持つ人たちが集まるホテル ビーナス
恋人を失ってしまったことで全ての希望を失い、自らの時間が止まってしまった”チョナン”
過去の失敗のために酒に溺れる”ドクター”、ドクターを信じ続ける”ワイフ”
花屋を開くことを夢見る”ソーダ”、ビーナスに置き去りにされたまま10年が過ぎる”ボウイ”
そして、このホテルのオーナー”ビーナス”
そのビーナスを探し着いた者・・・”ガイ”とその娘”サイ”
彼らが本当に笑える日が来るのだろうか、、、、


映画全体のトーンは最初考えていたよりも重めなものでしたが
綺麗なシーンが多く、役者の方々の演技も、とてもよかったです。
それにしても草なぎくんは、良い俳優になったなーと思います。
いくつか、彼の出演する作品を見ましたが、演じるその人、になりきっている良い演技と感じます。


映像もですが、随所に流れるLOVE PSYCHEDELICOの曲は印象的でした、
ただ、、、原曲そのままではないけど、「夜空のムコウ」が流れたときは「ん?・・・まぁ、おかしくは無いよね」と思ったけど
後から考えてみると、その瞬間この唄が「夜空のムコウ」であるかどうかを
考えてしまうことで、入り込んでいた映画の世界から一気に違う通常の世界に戻ってしまった気がした。
その曲でなければならなかったのだろうか、、、
それと、一部のゲストに有用性の是非を感じざるを得ない方もいましたが、、、


そーか、確かに見る人によっては評価が分かれてしまいそうな感じだなー
前述のちょっとどうかな、って感じるゲスト、その登場だけでこの映画の評価が変わる気もするねー。
そうそう、KBCシネマやシネテリエなどで上映されることがあれば
また観たいですね。小さめのスクリーンで見るとまた一味違うと思う。

投稿者 natoo : March 14, 2004 04:40 AM

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